加山又造の屏風絵を本で見た時、以前から大好きな秋の七草が描かれていました。これを本物の植物を植えて再現できたらと今から15年前に思いつきました。
※加山又造:昭和2年京都生まれ、日本美術の装飾美を現代に復興させ、版画、焼物、着物の絵付けなどのデザインを手がける。
<秋の七草>
千年の余の時空を超え、日本人に愛され語り継がれてきた七草の組み合わせが素晴らしくて感動します。
<女郎花(オミナエシ)>
女(オミナ)だけでは淋しいので男花(オトコエシ)も植えました。
<萩(ハギ)>
山萩(ヤマハギ)、宮城野萩(ミヤギノハギ)、江戸絞萩(エドシボリハギ)の三種類を植えてあります。
万葉集にも芽子(ハギ)の花、尾花(オバナ=すすきのこと)、葛花(クズバナ)、瞿麦(ナデシコ)の花、女郎花(オミナエシ)また藤袴(フジバカマ)、朝貌(アサガオ)の花と山上憶良の和歌に由来しています。
<撫子(ナデシコ)>
すごく可愛い花で子供の頃千葉県の館山にハイキングした時に初めて出会い、一目惚れした花です。薄紅の切れ込みの深いカワラナデシコは特に大好きです。
<藤袴(フジバカマ)>
渡り蝶のアサギマダラが大好きな花で、たくさん植えてます。
<桔梗(キキョウ)>
万葉集には「あさがほ」と呼ばれているという説です。
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